

BOOCS(ブックス)法とは
二原理 三原則

三つの自己選択で脳が変わる
BOOCS三原則を実行できれば、なぜ生活習慣が変わっていくのか漢字の「人」文字モデルで説明しましょう。
右記の図:人文字積木でストレスを表現
適当な力が加わっているときは、人文字積木はバランスがとれて安定して立つことができます。同じように人は、脳と他の臓器・手足などと支え合って生きています。現実の人もまた、適正なストレスがあればこそ倒れることなく生命維持システムが働き、活動的になれます。
ところが、過剰なストレスが加わると、暴風にさらされた家と同じように外から何らかの「支え」が必要となります。ただ残念なことに、多くの人々にとっては健康によくないタバコやアルコールなどが、とりあえず急場しのぎの「支え」として使われやすく、それがいつの間にか習慣化している人が多いと言えます。
そのような状況の時に、例えばタバコが毒だからと言って、直ちにそれを中止することだけを実行したらどうなるでしょうか。まず、習慣化した行動をそんなに簡単には本人がやめられません。それよりもその習慣を無理に禁止することは、新たなストレスを与えることになり、むしろ大変危険なことだと考えるべきです。つまり健康常識が人文字積木のバランスを壊すことになります。これを防ぐために、第二原則が重要となる理由です。
それでは、悪い習慣を永遠に続けることになるのではないか、という疑問を持たれるかもしれませんが、良い支え(その内容は人によってそれぞれ)を開始すれば、悪い支えが結果として抜け落ちてきます。禁止しないにもかかわらず、タバコや酒の量が減ることになります。
良い支えとは、第三原則「健康によくてしかも自分のとても好きなこと(食べ物)を一つでも良いから始める(食べ始める)」を実行する事です。
最後に第一原則もまた不思議に思われるかもしれませんが、嫌いなことを強制されるほど強大なストレスは他にあまりありません。過剰ストレスに拍車をかけ人文字積木モデルのバランスを壊すのです。つまり、健康によいことをするメリットより、嫌いなことを強制されるマイナス効果の方がはるかに大きいのです。まずは積極的なマイナス行動になることはやるべきではありません。
これは決して、わがまま、放縦、自堕落を認めることになると短絡的に考える方がいらっしゃいますが、これらの諸原則は全くそれとは違うものだということを実践いただくとお分かりになると思います。
脳がストレスを受けて、脳内の夫婦関係が悪くなった状態を「脳疲労」と定義し、脳疲労を解消する具体的方法をとして「BOOCS(ブックス法)」があります。
ストレスの原因である今の環境(仕事や家庭環境など)はそう簡単に変わらない・・・そこで、外的要因を解消するのではなく、あなた自身の脳疲労に気づき、自分をケアするが解消するという考え方です
脳疲労を解消→BOOCS法がある
BOOCS理論は一言でいえば「脳疲労解消法」です。
BOOCS理論は現代人の置かれた生活環境とその結果としての異常な健康状態を「脳疲労」と定義するとともに、 それを治療する基本的な原理を提唱しているのです。
すなわち生活にできる限り抑制を加えず(従って生活習慣も矯正しない)心地よさを追求することで、脳疲労を解消し、健康を促進するシステムです。 BOOCSは本来ダイエット理論ではなく、ダイエットにも応用できるもっと基本的な理論です。
言い換えれば、肥満はBOOCS理論を説明するのに大変わかりやすいモデルなのです。
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ここで一番わかりやすい肥満を例にとって説明してみましょう。BOOCSを実行した2000例を超す人たちの長期追跡調査では、
単にやせるだけでなく、血圧が下がり、血糖値が下がり(糖尿病の改善)コレステロールが下がるというデータが得られました。
このことは生活習慣を矯正しないBOOCSが種々の生活習慣病の予防と治療に有効であることを示唆しています。
つまり、BOOCSのOはObesity(肥満)だけでなく、
Other diseases (他の生活習慣病)をも意味しているのです。
さらにOがOneself(自分自身)をも意味するということは、
BOOCSの手法が決して上からの指導ではなく、
自分自身で自らの「脳疲労」状態に「気づく」ことが治療の本質の半分を形成しているためです。治療の本質の残り半分は「脳疲労」に気づいた本人が自らの「心地よさ」を追求することで「脳疲労」を積極的に解消することです。
「脳疲労」が解消して脳機能が活性化すると五感が正常化し、
その結果、生活行動、生活習慣が正常化するために、 肥満などの生活習慣病が軽減あるいは予防できるのです。
この理論の有効性は、たんに悪しき「生活習慣」を矯正する従来の方法に比較して、実行はきわめてやさしく、成功率は高いことから十分に確かめられています。